2010年05月12日

ボリングブルック

英語もそうですが、すべての言語は、その背後にそれを使う現地の人々の価値観や思考回路が反映されています。だから単語の意味を機械的に置き換えて、外国語を訳していくとどうしてもうまく訳しきれないことがあります。ロバート・ウォルポールが地租の削減・廃止と関税の引き下げの代償に更なる消費税の大幅引き上げを図っました。これに対して政敵のボリングブルック子爵が噛み付き、民衆も生活苦から暴動を起こす騒ぎとなったためにウォルポールは提案を撤回しました。これを「消費税危機」(excise crisis)という。産業革命以後には産業育成のために国内消費税を削減して関税に転嫁する方針が採用されました。フランスではコルベールが導入した塩の専売制に付随してかけられたガベル(gabelle)と飲料品税に由来するエード(aides)が知られ、絶対王政期のフランス財政を支えました。ドイツでも世紀後半以後盛んに導入されたが、余りの高率に国民生活の不安定と国家財政の極度の消費税依存を招きラッサールから厳しい批判を浴びました。

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posted by dodecatheon at 18:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする